天然王子とツッコミ姫☆



「ちょ、風邪が移るって、」


と慌てる私を余所に、


「大丈夫、俺は馬鹿だから」


と訳の分からない言い訳をして、額と額を合わせる翔太。


鼻先が触れ合いそうな距離に、私の心臓がバクバクとうるさく鳴り出す。



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