好きの気持ち
そんなの初耳だ。
よくある話だよ、とこの時は特に興味も持たずに聞いていた。
美穂「へー、そうなんだ。」
涼香「美穂興味ないのぉ?私、1回でいいから話掛けてみたいんだよねぇ♪」
そうかそうか、と思いながらうっとりしてる涼香を見る。
すると涼香は急に目を見開き、
涼香「美穂!!あれあれ!!」
と指を差してる方向をみた。
あ―、確かに見たことある、気がする…
涼香「美穂、チャンスだよ!!話し掛けに行こうよぉ♪」
美穂「行ってこれば?私はパス、野次馬みたくなりたくないの。」
大して興味もないし、声を掛けるなんてこと私はしたくない。
芸能人が嫌いって訳ではなくて、私には近付きたくない理由がもう一つあるから―。