おかしな君と。
そんな意味不明な伊織くんは










最近体調を崩して


体育の時間にめまいでぶっ倒れたあたしが




トイレ掃除に向かう廊下で超スローペースで歩いていたら





あたしにこう言ったんだ。






『ふふっ、そんなゆっくり歩かんでも…』






『今日体育のとき倒れたからしんどいんよ…』



あたしが答えたら

普段小さな声の伊織くんが 大きな声で驚いた。





『マジかっ! 大丈夫?』









『うん、ありがとう。』








今ドキッとした。


心配してくれた


あたしなんかのことを。



よく見ると伊織くんは
鼻が高くて口も綺麗。




あとはそのうっとうしい前髪を切って目を見せてくれw
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