おおかみ=彼氏!?




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私は愁に手を引かれながら
屋上へと続く階段をひたすら登っていた。


『ねぇ?屋上に行くの?』


私は愁に手を引かれながら
疑問に思った事を素直に口にした。


「うん。そうだけど嫌?」


『嫌なんかじゃないよ?でも、鍵は?』


たしか屋上には生徒が入れないように鍵をかけていた。
だから行っても入れないんじゃ……


「あぁ、それなら心配ねぇよ。」


愁は足を止め振り返ると
フッと笑い私の目の前に鍵をぶら下げた。





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