Vampire*Love
ごめん。」



そう言って、


包まれた森の腕は、



すごく冷たいけど、


ぬくもりがあって。



なんか、



森がヴァンパイアとか、



どうでもよくなって。



「ちょっとごめん。」





せっかく幸せな気分に浸ってたのに。


引きはがされた。



「なんで?」




「そんな寂しい顔しないでくれ。



言っただろ?



俺はヴァンパイアだって。」



「私の血で森が満たされるなら、


好きなだけ飲んだら?」







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