Vampire*Love
「起きた?」





綺麗な声が私に尋ねる。




この、声は…




もしかして…





良梛さん?





「ねぇ、起きたの?」





今度は少し強い口調で言いながら、床に寝ている私のお腹を軽く蹴る。





「っ…」






「起きてるのね。」

 




しだいに目が闇になれて、良梛さんの顔が見える。




この間見た時とは違い、

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