Vampire*Love
「あっ、桜姫!」

「璃沙!」

サーモンピンクのドレスを着た璃沙。

長い髪にカチューシャをつけて、

ふわりと背中に垂らしている。

メイクをピンク系。

ものすごく可愛い。

「桜姫はさすがね。」

「?なにが?」

「とっても似合ってる。」

「ありがと。」

「桜姫トイレ行こ?」

「ちょっと行ってくるね。」

森と鷺沼くんに言ってトイレに行く。




「やっぱ、ユナ可愛いー。」

高い、

キンキンした声。


トイレには、一人の周りに5人ぐらいの取り巻きらしき人たちがいる。

「相川桜姫ちゃん、白樺璃沙ちゃん?」


関係ないから、サラッと通り過ぎようとしたのに、

声掛けられた。

「なんでしょうか?」

「あら、やっぱり可愛い。

私、秋田ユナ。

一度桜姫ちゃんや璃沙ちゃんと話して見たかったの。」

5人ぐらいの取り巻きに囲まれていた人。


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