Vampire*Love
彼をじっーと見てたら、


目があった。

気のせいかとも思ったけれど、彼はこっちを真っ直ぐに見ている。


そのとたん、


目が離せなくて、


頭がクラクラして。


もう、




立っていられない…


そう思った時、

彼は優しく微笑んで


目をそらした。



さっきまで、もう無理と思ってたのに、

どこか残念に思ってる自分がいて。


きっと、気のせいだ。



見つめられるだけでクラクラするなんて聞いたことないし、体験したことないもの。






「桜姫?」

璃沙の声で我にかえる。


いけない。

ぼーっとしてた。


「なに?」

「あの、三人カッコいいよね。」

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