Vampire*Love
彼しか目に入っていなかった私は他の2人に気づかなかった。



確かに三人カッコいい人がいる。


さっきの彼と

あと二人。

彼は


少し長めの

焦げ茶色の髪。


すっとした

二重の目。



高い鼻。



少し薄い唇。




それらが全て
完璧なバランス。



生まれて始めて


あんな綺麗な人を見た。


生まれて初めて、身体に電流が走ったようなそんな感覚がした。





入学式が終わり、
自分の席に座る。

隣だれだろう?



「よろしく?」


なんと、

隣は゛彼゛でした。


「俺、黒沢森」

くろさわ

しん

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