身魂一体!!






「おい、腐女子共〜。早くしろよ。始めるよー?」


「滝沢、ちょっと待って!」







〔滝沢一先輩〕


この剣道部の総部長。

はっきり言って、ドS。それから、秋葉系オタク。(某アイドルグループが好き)








「1・2・3・4〜」

「「滝沢〜〜!!!」」






部長は、星蘭先輩の待ったも聞かずに体操を始めてしまった。








「じゃ、女子は女子でやろうか。」




こんなのは日常茶飯事。


皆は部室から出ると、円になって、体操を始めた。



体操を終えて、男子が面を並べている列の後ろに並んで、自分達の面を置いた。







『全く、部長も少しくらい待っててくれればいいのに。』


「着替えが遅すぎるんだよ。俺たちはずっと待ってたんだから。」







私の独り言に答えたのは、部長だった。







『わー、出たー。』


「驚いてるようには見えねーよ(汗)
つか人を幽霊みたいに言うな。大体、俺、一応先輩だからね?」


『えっ、初耳なんだけど!!』

「おいっ!」



「滝沢、早く号令かけろよ。」

「……へいへい。」







〔冷野海里先輩〕


ここの総副部長。

彼の一言で、私は額に青筋を浮かべた部長に怒られる事なく済んだ。


ありがたや〜……(拝)








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