身魂一体!!
「おい、結城ィ!お前も手伝えよ。人数が多くて2人じゃ手が足りねーんだよ!」
『ん。わかった。』
そう言って、俺は木刀を持って加藤の所へ行った。
来ていた後輩は7人。
本当に多いな……
『どうすんの?』
「さあ?加藤の見よう見まねでやってる。
カズも疲れたし…後は結城に任せた!」
『おい!』
「冗談だよ。ほら、加藤も頑張ってるし、カズたちも頑張ろう!!」
カズはそう言いながらも、1年生の談話の輪の中に入っていった。
『頑張るんだったら談話するのやめろよ…
ってか、先輩は?』
「あ?滝沢先輩は先生のとこ。冷野先輩はまだ来てない。居残りとか言ってた。」
『ふーん、じゃあ遊んでても問題ないわけだ。』
ま、結局は俺も輪の中に参戦して遊んだ。
そのあとに少しだけ素振りを教えて、その日の仮入部は終わった。