いつか、眠りにつく日
 すぐ後ろにクロはいた。

「山本栞のいる場所は分かった。まだ家には帰っていないらしい」

「そう・・・。今度こそ会わなきゃ」

 はやる気持ちを胸に階段を降りる。

 栞は今度は話を聞いてくれるだろうか。


 そして、私を許してくれるだろうか・・・。






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