いつか、眠りにつく日
「あと7日か・・・」

 もちろん、次の未練解消にとりかからなくてはならないのは分かっている。クロもせっついてくるし、最後のひとつさえ終わればすべて解決できるのだから。

___大高蓮

 彼を想うたびに、胸が苦しかった。

 グラウンドで走る彼を思い出すたび、なぜだか泣きたくなった。

 それは、まぎれもなく自分の未練を知っているからだ。

「告白なんてできるわけない」
つぶやいてみては、それをくつがえす理由を探してみる。そのたびに、打ちのめされている毎日だった。

 今ごろクロは、私を必死になって探しているのだろうか?



 

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