いつか、眠りにつく日
「えーっ、そんなこと言わないでくださいよぉ」
泣きそうな顔をしてカクガリは両手をすり合わせて、神様よろしくお祈りをしてみせた。
「ねぇ、カクガリ」
「カク・・・、え?」
___しまった、つい呼んでしまった!
今度はクロがプッと吹き出した。
「いや、あの・・・、まぁいいじゃん。あんたカクガリね。でさ、涼太君の未練の相手の名前は分からないの?」
「はぁ・・・。名前が分かれば苦労しませんよ」
カクガリという名前が不満なのか、口をとがらせてすねている。
「俺クラスになると分かっちゃうんだけどな」
クロが聞いてもいないのに自慢している。
ベッドに目をやると、こんもりと膨らんだ掛け布団から良太の顔がのぞいていた。
目が合うと、すぐに中にひっこんでしまう。
泣きそうな顔をしてカクガリは両手をすり合わせて、神様よろしくお祈りをしてみせた。
「ねぇ、カクガリ」
「カク・・・、え?」
___しまった、つい呼んでしまった!
今度はクロがプッと吹き出した。
「いや、あの・・・、まぁいいじゃん。あんたカクガリね。でさ、涼太君の未練の相手の名前は分からないの?」
「はぁ・・・。名前が分かれば苦労しませんよ」
カクガリという名前が不満なのか、口をとがらせてすねている。
「俺クラスになると分かっちゃうんだけどな」
クロが聞いてもいないのに自慢している。
ベッドに目をやると、こんもりと膨らんだ掛け布団から良太の顔がのぞいていた。
目が合うと、すぐに中にひっこんでしまう。