いつか、眠りにつく日
「あと3日・・・」
あれからクロは帰ってきていない。
残り時間が少ないのに、と文句も言いたかったが『ひとりでできる』と宣言したのはまぎれもない私だ。
涼太からせっかく前に進む勇気をもらえたのに、日がたつごとにそれも弱くなってきている。
恋愛にしても涼太にしても、他人のことなら一生懸命になれるのに、自分のこととなるとてんでダメダメ人間になってしまう。
「今日も憎らしいくらい快晴」
雨ならば蓮も練習をしないだろうから行かない理由になるのに。
その時だった。玄関の方から何やら人の歩く音が聞こえたのだ。
ドアを開け閉めする音。
「クロ!」
そう叫んで私は走り出した。
あれからクロは帰ってきていない。
残り時間が少ないのに、と文句も言いたかったが『ひとりでできる』と宣言したのはまぎれもない私だ。
涼太からせっかく前に進む勇気をもらえたのに、日がたつごとにそれも弱くなってきている。
恋愛にしても涼太にしても、他人のことなら一生懸命になれるのに、自分のこととなるとてんでダメダメ人間になってしまう。
「今日も憎らしいくらい快晴」
雨ならば蓮も練習をしないだろうから行かない理由になるのに。
その時だった。玄関の方から何やら人の歩く音が聞こえたのだ。
ドアを開け閉めする音。
「クロ!」
そう叫んで私は走り出した。