いつか、眠りにつく日
「クロ!」
そう叫んだと同時に身体が宙に浮かんだ感覚。

___まただ

 次の瞬間には地面を転がっていた。

 光でよく見えないが、女の子の口からは発せられたとは思えないような低音の絶叫が空気を震わした。

 

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