シュガリーポイズン


俺が出ていった教室でセンセは1人罪悪感に打ちひしがれながら俺の感触を思い出して自分自身をイジメてる。

俺はイヤホンでお気に入りのCDを爆音にして聴きながら塾の玄関で靴を履きかえていた。


「山本先生ってサ、美人だよねー」




片桐アスカは俺の後ろで壁にもたれながら、にんまり笑っていた。

同じ特進クラスで、あんまり喋ったことない。

てゆうかこれが、初めて。


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