シュガリーポイズン
いつまでついてくるんだろう。
どこで撒こうか。
さっきから俺はそんなことばかりを考えている。
「あんな才色兼備でも若い誘惑には勝てなかったっていうわけか」
「人聞きの悪いこというなよ、誘ってきたのアッチだっつーの」
「ね、今どんな気分?先生とデキて快感?それとも先生としてしまった罪悪感?」
「別に」
吐き捨てるように答えた。
いや別にそんなつもりはなかったんだけど、口からでた言葉は声にすると自分が思ったよりも冷えびえとしていた。