ぜんまい仕掛けの歌姫 ~儚唄~


私は一心に走った


アリーレがいつもいる場所についた。


しかし、アリーレはいない


少しだけ待っていよう


そう考えながら、私はベンチに腰掛けた。


どれくらいの時間がたったんだろう?


急に眠気が私を襲う。


眠たい…でも寝てしまってはいけない


眠れば、アリーレに一生会えなくなる


そんな気がしたのだ。


しかし、眠気に歯止めは効かない。



私はゆっくりと眠りに落ちて行った



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