ぜんまい仕掛けの歌姫 ~儚唄~


それから、アリーレはいつも私の前に現れた。


アリーレの話は面白かった。


アリーレの話は、自分のこと以外にも街で起きたことや噂、この街のいいところまで教えてくれた。


アリーレの話には、外というものを知るためのことが含まれていた。


そして、時間は私の壊れていくという運命を捻じ曲げてくれはしなかった…
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