【DARK・EYE〜暗闇の瞳】
【無くしたもの】


江戸時代ー冬。

俺は、幼なじみの姫様『一葉』を護衛していた。





「一葉!!こっちだッ…逃げっ…」

ズシュッ…!!

敵の放った手裏剣が一葉の左眼に命中した。

「ぁあ――――ッ!!」

それを良いことに、敵が一葉に斬りかかった。

ザシュッ!!

「一葉ぁッ!!!!」

クソッ…間に合わなかったか!!

俺は一葉を傷付けた奴めがけて刀を振り下ろした。

「死ねェ―――ッ!!」

ズシャアッ…

奴を殺すと、俺は直ぐさま一葉の元に向かった。

「一葉!一葉ぁッ!!」

「暁?いる…の?ねぇ…暁ィ…」
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