片思い最後の日
彼は私の片思いの相手。
大学の帰り道が一緒だからなんとなく一緒に帰っていた。
想いを伝えたいけれど友達っていう関係が崩れるのも嫌。
だからこのままの時間が一生続けばいいのにといつも願っている。
「まだ?」
「10歩くらいしか進んでいないよ」
「だってこわいんだもん」
右足が何かを踏んだ。
「あっ」
思いっきり後ろへよろけた。
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