俺様男の家に居候すかっ?






あっという間に、昼休みになってしまった。


空き教室には涼くんとわたし以外に誰もいないと思ってたんだけど…



「瑞希ちゃん!」


「れ、蓮くん?」



あまりの驚きに噛んでしまった…


まさか、バンドのメンバーがいると思ってなかったし…



「瑞希さ、昨日曲聞かせたじゃんか」


「うん!めっちゃ、わたし好きだよ!」


「実は、あの曲で俺らCDを出すことになったんだ」


「…はへ?」



あとから聞いた話なんたけど…


曲はわたしが聞く前に完成してたらしく。それをレコード会社に試しというか遊び半分でモは持っていってみたら、CDを発売することになったらしい。



「デビューは俺らの夢だったからさ。」


「そっか…」




< 196 / 203 >

この作品をシェア

pagetop