俺様男の家に居候すかっ?
「あのね、お母さんとお父さんから手紙が来たんだけど…」
私は、もらった手紙を涼君に渡した。
涼くんが手紙を読んでいる間、あまりにも静かで、とっても緊張した。
涼くんにアメリカに行けなんていわれたらどうしよう…
わたし、涼君から離れたくないよ…
日本にいてもいいんだから…
わたしは、日本に残りたい。
涼くんの顔を見たら、そう思い始めた。
「ふ~ん。そういうこと」
「わたし、日本に残りたい…」
「瑞希がそう思ってるんだったら、日本にいてもいいんじゃね」
「ほんと?」
「あぁ、瑞希のお母さんとお父さんもきっとわかってくれるさ」