密フェチ†未遂と完遂
やっぱり呑みすぎた---
応接室のソファーの上で阪上と、こんなことをするなんて。
「…キレイ、水木」
自分でも見たことがないような場所でさえ、阪上に暴かれる。
そっと壊れ物を扱うように丁寧に体中を撫で回され、それを追うように唇で触れられた。
「…ぁ、…は、ぁ…」
体の奥が熱を持ち、
「ゃ、ぁ…、変に、なりそ、…」
ゆっくり掻き回されてバターのようにドロドロに溶けて流れ出す。
「大丈夫だよ、水木…かわいい、」
足首を持ち上げられ、阪上の肩に掛けられた。
「ちょっとだけ、我慢、な」
息の上がる阪上の声をぼんやり聞く。
体の中心に灼熱感を感じた瞬間、
「俺が、水木の体を作り変えてやるから…」
「あぁ!、…んん、んっ!」
圧倒的な存在感で、私のナカに阪上が埋め込まれていった---
「---無事、診察が終わりました」
「…バカ」
実際のところ痛みはあったけど…、痛みだけじゃなかったのも確か。
「原因は水木じゃなく、テクのなかった男。だから、安心して俺と付き合えよ」
---こうして坂上は、
私にとって『最初で最後の男』になったのだ---