君に夢中
*゜ひとりぼっち
だけどもうひとつ気になることがあった。
それはお母さんとの関係…
毎日、昼も夜もパートへ行き
受験生だったときも
「好きなところへ行きなさい。」
としか言わなかった。
ご飯も置いてくれるし洗濯…掃除…
家事も全部やってくれた。
お手伝いなんてしたことも無かった。
ただお互いどこかでは
気にしていたんだ。
でもそれを言葉に出来ず…
距離を置くようになっていった。
生きる意味を見つけたけれど
それをどう表したらいいか分からず
いままで通り
友達と話したり
たくさん笑ったりした。
でもやっぱり心からは笑えなかった。