君に夢中
やっと離婚してくれたと喜んでたけれど
始めは困ったことばっかりだった。
お母さんが昼も夜もパートに行き始め
ごはんを一緒に食べた記憶がない。
たくさん話した記憶もない。
孤独を感じていたまま受験をして
運良く受かった。
高校に入ると同時にお母さんは
昼だけのパートにしたこともあって
お母さんとはよく話したりケンカしたり
することが多くなった…
わたしの心も前に比べホッとした
気分になっていった。