海と桜の奏 ～Ｐｕｒｅ・Ｈａｒｍｏｎｙ～

私と小梅がポカーンと呆気にとられている中、アイが答える。


さすがアイ……適応能力がスゴイね………


「桐生？浜口？口開いてるけど、どうした？」


ハッ！わ、私ったら桜土君に思いっきりマヌケ面見せちゃった！！


恥ずかしくて、急いで口を閉じた。


「お…おはよう桜土君……///」


私の後ろにいた桜土君は、フッと柔らかい笑みを浮かべた。


サラサラの髪の毛は、男の子だけどピンクベージュ……ベージュが強めで、よく似合ってる。


桜土君の爽やかな笑顔を、こんな間近で見られるなんて！今日は何なの！？何かあるの！？