海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
よくよく見てみると、オデコまで真っ赤っ赤になってる………?


「ご、ごめんなさい桜土君…私少しテンションが……//////」


両頬を覆って隠す桐生。


んな事気にしてんのかよ………この子は。


「何言ってんだよ。桐生っていつも大人しいだろ?今みたく話して貰えたら、オレ普通に嬉しいんだけど?」


今度はうっすらピンクのホッペをプニプニ押してみる。


体温が上がった桐生の肌の熱さが、人差し指を通じてオレに伝わって来た。


「そ、そうかな?」


「ああ。虎の通常テンションの方がよっぽど高いから、気にすんなよ」
< 117 / 403 >

この作品をシェア

pagetop