海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
こんな所に桐生達を連れて来たのには、きちんとワケがある。


「でもなんでこんな所に………?」


不思議そうな表情の外山の質問に答え様としたら、誰かに遮られてしまった。


「おーーー卓磨!その子達か?お前が言ってたクラスの子達って」


「こんにちは、黒木屋先生」


目の前から黒髪をきちんとセットした20代位の男の人がやって来て、オレ達の前で止まった。


「皆紹介するわ。この人オレのピアノの先生の、黒木屋 哲夫さん」


「「「「こんにちはーーー」」」」


虎・俊哉・外山・浜口の4人が、ペコッとお辞儀をする。
< 145 / 403 >

この作品をシェア

pagetop