海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
「んあ?いいだろ別に。つーか卓磨が去年第一中に進学した時、オレ“オレの知り合いも第一中に入った”言わなかったっけ?」


「確かに言いました。言いましたけど、それがまさか桐生とは分かりませんよ!!」


なんだかオレと黒木屋先生との間に、黒いモヤが流れ始めた。


「た、卓磨落ち着け!」


「そ、そうだ桜土君!どうして今日私達ここに連れて来たんですか!?」


不穏な空気を察知した俊哉と浜口に止められ、気持ちを落ち着かせた。


何してんだオレってば………


先生にケンカ売るよりも、大事な事があるだろうが自分………
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