海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
「なのでこの問題の答えは、こうやって求める事が~~~…」


HRも終わり、1時間目の授業が始まった。


皆真剣にノートに写しているのに、私の心臓はまだドキドキしっぱなし。


とてもじゃないけど、先生の話をちゃんと聞く余裕なんか無く、ボーーッとしてしまっていた。


桜土君…なんで急に話しかけて来たんだろ?


朝の挨拶は今まで何度かされた事あったけど……ああいう風に話しかけて貰えたのは、初めてに等しいかも。


あっ…アイや小梅に話しかけるついでだったとか?


イヤだけど桜土君、特に用事がある様な雰囲気じゃなかったよね?
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