海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
ジンワリ熱くなる顔を両手で覆って必死に隠す。


この時私は、アイや冬柴君達が微笑ましそうに私と桜土君を眺めていたなんて、ちっとも気づいていなかった。


「まぁ桐生が人魚だったらこんな感じかなぁって、勝手なイメージで作ったんだけど」


「!!だから桜土君!!私は人魚じゃないよっ」


ヒィ~~~~!恥ずかしいぃ~~~!!


桜土君、アイ達いるのにまた偉い買いかぶり発言を………っ!!


「人魚?桐生ってどっちかと言うと天使じゃねぇ?」


えっ!?なんで!?


なんで小梅が好きな茶竹君まで、私の事褒めてるの!?
< 173 / 403 >

この作品をシェア

pagetop