海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
もしかして…アレ?


卓磨君のピアノが下手なワケ無いから、私の歌が原因なの!?


「て、哲兄……私の歌そんなにダメだった………?」


ああぁぁあぁ……ショックが大き過ぎて今晩眠れないかもしれない。


ズドンと落ち込んでると、哲兄が勢い良く立ち上がった。


「スゲェな海!お前歌唱力確実にアップしてるな!!卓磨のピアノも最高だったぞ!!」


「「えっ……」」


いきなり興奮気味に褒められて、卓磨君も私もポカンとなってしまう。


「なぁ聡実さんと氷翌ちゃんもそう思っただろ!?」


哲兄はババッと女性2人を見渡した。
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