海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
あっ!哲兄だ!!


「哲兄おはよー」


「おーー海。学校か?」


「うん。今日は体育があるから疲れちゃいそうだよ」


「ハハハ。海は体力無いなぁ!気をつけて学校行けよーーー!」


いつも明るい哲兄とチラッと挨拶を交わして、学校までの道のりを歩んだ。


私の事生まれた時から知ってて、いつも見守って助けてくれた哲兄。


哲兄だって忙しいのに、ピアノ教室が無い時まで卓磨君のピアノ見たり、練習場所に自分の家貸してくれたり………


こう考えたら、私達って凄い周りの人達に恵まれてない?


ああ……もちろん………
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