海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
★再生した絆★ 《Side -Takuma-》
オレの顔のすぐ下には、海の天然パーマでフワフワなキャラメルブラウンヘアー。
本当にキャラメルの様な甘い香りがして、心が和んだ。
「海……?」
オレが“また一緒に頑張ろう”言ってから、一言も話さない海。
不安になって抱きしめていた体をちょっと離すと、パッチリした大きな目からは、まだ涙が流れていた。
「あっ…ごめんなさい。私ったら夢見てるのかと思っちゃって………」
海は一生懸命泣き止もうとするも、涙は止まらない。
仕方がないので、自分のハンカチをポケットから出した。
「海、このハンカチ使えよ」
本当にキャラメルの様な甘い香りがして、心が和んだ。
「海……?」
オレが“また一緒に頑張ろう”言ってから、一言も話さない海。
不安になって抱きしめていた体をちょっと離すと、パッチリした大きな目からは、まだ涙が流れていた。
「あっ…ごめんなさい。私ったら夢見てるのかと思っちゃって………」
海は一生懸命泣き止もうとするも、涙は止まらない。
仕方がないので、自分のハンカチをポケットから出した。
「海、このハンカチ使えよ」