海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
だが隣にいる海も、“えっ?”って顔で扉の方を見つめていた。


―――まさか……


「海、ちょっとごめん」


一旦海の手を離し、扉に向かって猛ダッシュ!!


ガラッと理科室の扉を開けると、そこには見慣れた顔ぶれが揃っていた。


「「「「あっ………」」」」


「お~ま~え~らぁ~~~!!(怒)」


外にいたのは、虎・俊哉・外山・浜口の4人。


4人はオレに見つかると、一斉にバラバラの方向を見て苦笑いしだした。


「お前等…一体いつからいたんだよ!!」


事情聴取の為にとりあえず代表で、虎を中に引っ張り込んだ。
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