海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
浜口が嬉しそうに答えてるのを聞いて、安心した。


そっか……外山と浜口が海の力になってくれたのか………


こういう時、友達ってありがたいよな…ホント。


「―――卓磨、音楽祭頑張れよ」


後少しで教室に着くって所で、俊哉がオレと虎にだけ聞こえる様に言った。


「オレもタッケーもお前等の最高のピアノと歌、期待してんだからな!もうケンカすんなよ!!」


バンバンと虎に背中を叩かれ、足元がフラつく。


「イッテ!お前なぁーーー…」


当たり前の様に怒ってやろうと思ったけど………虎と俊哉の笑顔を見たら、気が鎮まった。
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