海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
いきなり好きな人に肩を抱かれ、私はカチカチに硬直してしまう。


その間に卓磨君は、他の音楽祭出場者達に、私達の出番まで私が卓磨君とペアを組んでるという事を秘密にする様説得しきっていた。


さ、さすが人気者……皆アッサリ承諾しちゃってる。


って、今はそれ所じゃない!!


「あのた、卓磨君……離して下さいませんか……?//////」


小さな小さな声で訴えると、卓磨君は簡単に離してくれた。


「海ごめん。ビックリさせちまったか?」


「あああ、当たり前だよぉぉ…!」


ま、まだ心臓がバクバクいってるんだから!!
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