海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
疑問を投げかけるも、誰も何も言ってくれない。


しょうがないので、卓磨君と並んで教室の扉を開けた。


――――パーン!パパーーン!


「!?な、何!?」


いきなり響き渡った破裂音にビックリして、私は目を見開く。


先に教室に戻ってた皆は全員イスに座らないで、なぜか扉の前に固まっていた。


「「「おめでとーーーー!!」」」


クラスメイトからキレイにハモった祝福の言葉を貰うも、私は状況が上手く呑み込めない。


「ねぇ、何コレ!?」


急いで卓磨君の方を見ると、頭にくっついた紙吹雪を取っていた。


なんで紙吹雪…?
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