海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
アイがビシッと指を指した方に小梅と2人で視線を向ける。


その先には男の子が3人、楽しそうに会話していた。


だけど私はアイが言った“彼”が誰の事なのか、聞き返さなくても一発で分かった。


「なっ、ムリだよ!!楽しく会話だなんて出来ないよ!!」


「そんな事言って!せっかく2年生で同じクラスになれたのに、このまま進展無しなんてもったいないわよ!ねぇ小梅!!」


私の前の席のアイは、アイから見て私の右側にいる小梅に同意を求める。


「そうですね。話しかけたらどうです海ちゃん?」


小梅までぇ~~~~!!//////
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