海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
ちょっとナマイキだけど明るくて、友達も多い総。


「んじゃあね!アイ姉ちゃん小梅姉ちゃん、ごゆっくり!!」


「ちょっと待って総!聞きたい事あるの!」


早々と遊びに行きそうな総を呼び止め、駆け寄る。


総はハテナマークをフワフワ浮かべて、首を傾げていた。


「あのさ総……総の音楽の先生の名前って、何てゆーの?」


「へっ?……桜土 聡実《さくらど さとみ》先生だけど?」


桜土 聡実さん………!?


「ソレがどうかしたのかよ?海姉ちゃん」


「あっ、ううん、何でもないの!気をつけて行っておいで!!」
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