海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
月曜日、学校に行くと桜土君はまだ来てなかった。


いつも大体冬柴君と茶竹君と来てるから、2人の姿も見えない。


「どんな顔して会えばいいのかなぁ~~~~…」


自分の席でソワソワしてると、アイと小梅がクスクス笑い出した。


「なーにそんなに緊張してるのよ海。歌聴かれたからって別にズルズル引きずるワケじゃ無いんだし」


「そのままでいいと思いますよ。リラックスが肝心です」


引きずらない……?


あっ!私ったらアイと小梅に私が歌う代わりに桜土君がピアノ弾く事、うっかり言い忘れちゃってたよ!!


ちゃんと言わなきゃ!
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