海と桜の奏 ~Pure・Harmony~
「あんな事ってどんな事?桜土君」
桜土君の言う“あんな事”が分からなくて、意味を尋ねた私。
だけど桜土君は“何でもないよ”としか答えてくれず、結局あんな事が何なのかは謎のままだった。
「あの…どうして今日は第2音楽室なの?」
桜土君がピアノのイスに座って楽譜をパラパラ捲ってる間、勇気を出してみた。
何かしてる最中に迷惑かもだけど、桜土君の意識楽譜に向いてるから……これだとあまり緊張しないで話せるんだもん。
「ん?第1音楽室って吹奏楽部が使うだろ?だから第2音楽室の鍵借りたんだ」
「鍵…貸して貰えたの?」
桜土君の言う“あんな事”が分からなくて、意味を尋ねた私。
だけど桜土君は“何でもないよ”としか答えてくれず、結局あんな事が何なのかは謎のままだった。
「あの…どうして今日は第2音楽室なの?」
桜土君がピアノのイスに座って楽譜をパラパラ捲ってる間、勇気を出してみた。
何かしてる最中に迷惑かもだけど、桜土君の意識楽譜に向いてるから……これだとあまり緊張しないで話せるんだもん。
「ん?第1音楽室って吹奏楽部が使うだろ?だから第2音楽室の鍵借りたんだ」
「鍵…貸して貰えたの?」