さよなら、…ありがとう
Day0:プロローグ
息が詰まりそうな教室だった。
箱の中に閉じ込められているような、錯覚におちいったこともあった。
窓のない箱の中に、詰め込まれたみたいで、嫌だった。
でも、何よりも嫌いだったのは、クラスメートだった。
一緒にいることが、苦痛になりだした。
わたしに苦痛を与えていることにすら、気づいていない。
本当に馬鹿だと思った。
同時に、最低だと思った。
最低すぎて、吐き気がした。
これは、そんなわたしの話し。
わたしの、物語−。
-Day0:END-