明日目が覚めたら
「サ-ブル様は王妃様の願った悪政がなくなれば、

王妃様の憂いを取り除けるのではないかと、お考えなのです。」




『現状を変えるということは、

 王に逆らうことだからある意味ク-デタ-よ

 命も落とす覚悟はしなくちゃよね。


 それで?

 覚悟はあるの?』


私の言った言葉が引き金になったのだろうか。

ブレインを集めろとも言ったはず。

一人で計画を立てるのでは、ダメなのに。

きっとまだ間に合うはず、

騒ぎになる前に部屋に戻り、

サ-ブルと話さなくては。


「ユリア、私を部屋まで案内できる?」

「え?」

「約束する。彼を助ける。」

「はい。信じます。

こちらです。」
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