明日目が覚めたら
「すべてが終わったあと、

 まだ、

 そう思っていてくださったなら、

 私に口づけを下さいますか?

 あなたの口づけで呪が解けたなら、

 私の方からお願いするでしょう。」


不器用なブレイド王子、

この人に愛され抱かれたなら、

きっと幸せになれるだろう、

私も彼を愛せるに違いない。

それを選んでもいいのではないかと心が揺れた。



ふと、ひとつの案が頭をよぎった。


「ブレイド様。こんなのはどうでしょう。」
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