明日目が覚めたら
「ブレイドは、ブレアム王国 の第一王子だ、

 他国にくれてやれる訳がないだろう。」


「この国にはほかに3人の王子がいらっしゃるじゃないですか

 私たちは愛し合っているのです。

 どうか。ブレイド様を連れ帰ることをお許し下さい。」


「許さん、そんな勝手は決して!

 愛しているだと!

 愛などとくだらんものなど、 すぐに忘れてしまえるものだ。」


バタン!

大きな音を立てて扉が開かれた。

そこに立っていたのは、王妃だった。


「許さない…」


何かに操られるようにウルルに向かって歩み寄る。

王妃の白い手がウルルの首に巻きつけられる。
  











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