明日目が覚めたら
「私はは王を愛していた。
王は他の女に気持ちがあったとしても、
私たちのあいだにはブレイドがいる。
ブレイドが生まれ幸せに手が届くところだったのに、
小さな愛しいブレイドを残して逝くのは耐えられない。
王はあの女を娶るに違いない。
許さない邪魔してやる。
邪魔してやる。
ブレイドこの子はこの国の王になるの。
必ず。」
王妃の巻き付かれた指から、
ウルルの首にある痣を通して憎しみが流れ込んでくる。
黒いドロドロした感情…
「うあぁぁぁ…」
息もできないほどの痛みと私念が息もできないほど締め付けてくる。