明日目が覚めたら
「ウルル。」


アレクが後ろから声をかけた。

そういえばアレクに支えられたままだった。


「ああ、ゴメンなさい。私もう大丈夫だから。」


「痣消えたみたいだ。」


「そう、フレイア様が旅立たれたのかしら。」


「残念だったな。」


「何が?」


「ブレイド王子。少し本気だったんじゃないか?」


「まさかフリよフリ。」


「そうか?」


「もぉっ。」



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